1994-11-29 第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第8号
最盛期には上繭が一キログラムで肥料が六十キロ購入でき、繭増産の意欲が向上したが、通産省と農水省の繭と生糸の輸入規格の違いによりプレス繭の輸入が増大し、また中古織物機械の大量輸出により絹製品の輸入も増大した。このようなことから繭の価格が低迷し、また生産資材の高騰により養蚕に対する意欲が低下した。これに加えて、養蚕農家の後継者不足による労働力の高齢化で養蚕離れが加速された。
最盛期には上繭が一キログラムで肥料が六十キロ購入でき、繭増産の意欲が向上したが、通産省と農水省の繭と生糸の輸入規格の違いによりプレス繭の輸入が増大し、また中古織物機械の大量輸出により絹製品の輸入も増大した。このようなことから繭の価格が低迷し、また生産資材の高騰により養蚕に対する意欲が低下した。これに加えて、養蚕農家の後継者不足による労働力の高齢化で養蚕離れが加速された。
今日の繭の不足に対して農水省は慌てて繭増産の通達を出したというが、二、三年前までは桑園を減らして減産を誘導してきた。今度はまた桑を植えろというのです。まさに猫の目農政です。そんな通達で養蚕が振興するはずがないんです。本当に養蚕を振興させようとするならば、今年度の基準糸価、繭価を引き上げて、農家の生産意欲を刺激して農家が安心して生産にいそしむような水準を保証すべきである。大臣の見解を求めます。
もう一つは、せっかくの繭増産も糸価の低迷によって水を差された感があるのでございますが、養蚕振興を今後どのように進めていかれるおつもりなのか、以上二点だけお伺いいたしたいと思います。ほかに、それこそ価格の決定をめぐってお尋ね申し上げるべく質問を準備しておりましたけれども、時間が参りましたので、以上二点だけお尋ね申し上げます。
したがって、一口に申し上げますならば、省力化を追う余りにかえって粗放化した、こういったふうな傾向もうかがわれるわけでありまして、繭増産を図ります基本といたしましては思い切った省力化を図りますと同時に反当の収量も上げていく、こういう努力が組み合わさりませんとなかなか繭の生産量がふえていかない、こういうことになろうかと思います。
韓国の繭増産第二次五カ年計画というのがございまして、四十二年に始まりまして四十六年に終わるものでございますが、昭和四十二年の計画といたしましては、これは生糸の俵数でございますが、二万四千二百五十俵を計画しまして、四十六年を八万八千四百三十三俵、こういうふうに四倍近い計画を持っておられます。
いま農政局長は繭は増産するのだということを言われておりますけれども、あまり繭増産ということは考えてはいけないのではないか、最近ではせっかく切った桑畑も、また回復しつつある。数年ならずして繭は暴落する、こういう実態がくることを私はおそれるのです。その点につきまして一体今後の繭の政策、生糸の政策というものをどういうふうに持っておられるのか。
続いて、武内委員から、自民、社会、公明三党共同の繭増産体制強化等六項目の附帯決議案が提出され、これまた全会一致をもって委員会の決議とすることに決定いたしました。 右報告いたします。(拍手)
これが心理的な増産意欲の動向に影響が大きいということを申し添えまして、実行の促進を期待しながら私の質問を要約いたしまするというと、これらのことは、繭増産にいそしむ養蚕農民や生糸製造に携わる中小製糸業者等は、事業団がほんとうに引き取ってくれれば、清算取引所にヘッジするような気持ちで協力して出しますと、こういうことを言っている。
○八木一郎君 総括的なことでちょっとこの機会に伺っておきたいんですが、繭増産を中心にした農林省の地方への通達があるということを聞いておりますが、その内容が一つ。 二つには、相当景気のいい相場の動きの中に、正常取引を叫ばれながら、いまちょうど出回り期、最盛期を迎えておるようですけれども、この春蚕の繭、それから年間の収繭の情勢の見込み等のことを簡単に説明をいただきたい。
そこで、問題を一本にしぼりますると、どうすれば繭増産ができるか、政府の行政努力いかん、こういう観点から質問を試みたいと思うのであります。
このような繭増産推進協議会におきまして、いまの肥料の増投、堆厩肥等有機物の増投、あるいは消毒の徹底による病害虫の防除、こういうことを推進しておられる。このような国の基礎的な方向及び団体の運動、これらが相一体になりまして、一つの土地生産という面について、私はかなり大きな期待が持てると思うのでございます。
そこで、養蚕農家にどのように影響するかという問題につきまして、農林省もようやく現在の局長さんになりまして以来、繭を大いに増産しようということになるとともに、全養連では繭増産推進協議会という連絡協議会を各末端の市町村につくり、郡につくり、県につくり、全国養蚕連が元締めといたしまして、今後大いに繭増産をして、そうして順次輸出の数量もある程度確保していきたい、こういうねらいで繭の増産運動をやっております。
そうするには、繭増産運動を起こして、順次桑を増植したりしまして、少なくとも五十万俵近くにいたしたいという、これは構想でございますが、そういたしましても、私は価格の面にはあまり響かないという構想を持っておるわけでございます。
これは言い過ぎになるかもしれませんけれども、私の感覚では、古い蚕糸業だけに、非常にしきたりが多くて、それからまたある人の言うには、農業団体というものは、政府に全部反対しなければ農民運動ではないと言いますけれども、私どもは何でも反対するということはしないわけでございますが、いずれにいたしましても、抜本的な、つまり、十年という繭増産推進計画を立てた以上、生糸の生産量を打ち出した以上は、政府は今度は増収の
ですから、これは山村振興という大きな網の中で考えられないで、それから構造改善事業というたいへん名目のいいものだけで考えられないで、もう急所をつくような形における養蚕振興、繭増産、急場に間に合わせるための対策としてこれを取り出しておく必要があるのではないか。
締めくくりの意味でもう一度繰り返しますと、重点事項として私が指摘したのは、輸出増大の道はただ一つ、輸出と宣伝と繭増産を事業団が一手に引き受けてやれる仕組みに改め、一定の価格で一定期間、一定の量を売り出せるようにすれば、競争国である韓国や中共に対等の地位で売り手の立場に立てる、量的に質的に優秀なものを持っておる日本が、自由化野放しの状態のために需要者の要求する一定の価格で一定期間、一定数量を取りつけられないということと
なおまた、繭の増産の問題につきましても、事業団法が通過いたしますと、非常に値幅が縮まりまして、繭価が安定いたしますので、繭増産はできるわけでございますが、ただいま御質問のような事柄が繰り返されるならば、日本の蚕糸業の将来にとりまして事態が非常にむずかしくなるのではないかと思いますので、私ども養蚕団体といたしましては、この法案の御通過を願うと同町に、この問題につきましては細心の注意を払い、日本の養蚕農家
したがって、繭はなまでございますので、それぞれの思惑がありまして、三百万貫たな上げするというのが五十万貫になった、こういうふうな事例から私どもは勘案いたしまして、とりあえず百万貫程度をめどといたしまして、一応とにかく二十億三千万円の出資金だというならば、それでやってもらおうということでございましたが、将来の問題につきましては、繭増産が行なわれる場合につきましては、少なくとも当初の目的の七万俵、繭は一割
それにはまず繭増産にある。繭増産という事柄につきましては、まだ農林省でも正式にはそういうことばは使わないように私は聞いております。しかし、今回この法案の通過と同時に、大いにひとつ農林省でも繭増産ということばを使っていただきまして、私どもは画期的な蚕糸業の振興策を考えてまいりたい。
ところが、今年になりますと桑をもっと植えろという空気が出てきているし、養蚕団体の方でも、おそらくそういうことを原料繭増産を大臣のところへ申し入れておりはせぬかと思います。
○池田宇右衞門君 今局長を責めたり、関係者を責めるのでは決してないが戦時中食糧増産のために一番犠牲になったのはおそらく産糸だと思いますが、その生糸を通じて、その製糸家が、局長、課長も知っている通り、長野県を初めこれに関係すると、これは廃墟同様になって、その後ようやく五カ年の計画を立って次第に繭増産から生糸の製造に拍車をかけてきたしかるに、今局長の御答弁を聞いていると、独禁もあってなかなかはかどらない
昨年度繭増産の根本問題として、優良桑苗の確保の問題がまず第一に取上げられておつたのであります。これは予算上においては、昨年度は一億二千八百万円だつた。一本二円の補助を与えて行くというのでございまして、今年の提案には予算として要求が一億五千八百万円要求したわけです。その優良桑苗の確保の予算がまつたく削られておつて、これは一つもなかつた。
それで今回の予算編成のときにも、二十九年度予算の要求に対しまして努力いたしたのでございますが、昨年度と比べまして補助金整理という線が強く出て参りましたので、一兆円で予算総額を押えるというような制約から、われわれの要求いたしましたものが相当削られましたことはまことに遺憾でございますが、まず第一にわれわれの考えておりますことは、繭増産の根本は、とにかく食糧増産とのにらみ合いもありますので、桑園面積を拡張
少くとも、口には農業協同組合を育成するとか、食糧増産をやれとか、繭増産は外貨獲得であるから増産をやれという、その結果は、農民の犠牲において製糸業者を利するような内容であつて、どこに農民はほんとうの増産意欲に燃えて闘うことができるのでありましようか、私ども決して過大な表現はいたしません。現実を私は知つており、みずから農村でこの体験を生々しく感じておりますから、私は申し上げておるのであります。
政府は御承知のようにこの法案、あるいは繭増産の五箇年計画等を立てられております。そういう点から考えてみましたときに、この五箇年計画の一番の基盤をなすものは、何と申しましても桑園の拡充であります。この桑園の拡充は御承知の通りに桑苗が必要になつて参ります。ところで過去数年来の桑苗生産の実情を見ますと、先ほども申し上げましたように、糸値の動向によつて養蚕家の気持が非常にかわつて参るのであります。
また繭増産に必要な肥料の増配と資材の加配について、政府はすでに発表された通り実施するとこの場合に再確認されるかいなか、これをも養蚕家のために確かめておきたいのであります。 第六に、統制撤廃後、政府は蚕糸業の健全な発展を期するために早急に繭價安定施設の実現をはからんとする御意思ありやいなや、これについても御明答を煩わしたいのであります。
この内容でありますが、第一番目はその会社の目的以外で絹製品をつくつておるということの批難事項があるのでありますが、絹製品に関しましては、同社が蚕糸類に関する統制機関でありますとともに、蚕糸の増産確保に関しましては農林省と協力いたしまして、あるいはこれにかわつて各般の助成施設を実施して参つたのでありまして、たまたま繭増産の一助とすべく同社が在庫中でありました規格外の生糸をもちまして、養蚕者の褒賞用の絹織物